Lifing story

日常の中にあるもの

いつかは・・・

いつかは、「お父さんすげぇ!」と言葉でなく、家族の心の中に刻みたいと思っていた。
それは特別な日であると遠くに感じていたが、意外と簡単に訪れた。
普段エコカーに乗る私が、「アメ車のキャンピングガーでキャンプ行ったら最高ですよ!」と、ハーツライジングの山本さんに唆され(笑)、思ったら吉日。その週末に球磨郡水上村の市房山キャンプ場へ吸い寄せられるよう、行ってきました。

左ハンドルでいつも以上の車高に戸惑う私に、家族も緊張気味でしたが、キャンプ場に近づくにつれ、期待は膨れ上がりました。
いつかは・・・は意外と近くにあり、自分が、日常隅っこに追いやっているだけだ。
仕事、塾、宿題、お手伝いも大事だけど、日常話せなかったこと、忘れていたことを語れる場所があった。他愛もない話ばかりだが、なぜか楽しい。

原点回帰

テントを張れるか、少々不安な中、小学校時代に経験した、テント張りの記憶を必死に辿り失敗しながらも何とか形になり、手伝ってくれた息子に逞しさを感じる。
段取りの悪さに、あっという間に日が暮れ、焚火の準備をする。風向き次第で追ってくる炎に恐怖を感じるも、何かしら興味を持つ息子の姿をみて、炎の力に魅了される。
思えば、火を起こすのは、人生始めての経験ではなかろうか!

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食事は、在り来たりのバーベキューだったが、星の輝きを堪能し、星空の中で食べるシチュエーションは何とも別格であった。次回は男のキャンプ飯をお披露目し、家族にもっと、「すげぇお父さん」と言わしめたいと、勝手に意気込む。
実は、すげぇお父さんと言われる前に自分自身に言いたいのだと思い直す。人生、妥協することは大事だけど、自分に正直であることにも約束したい。
そんな気づきを与えてくれる旅となりました。続く・・・。

Drive course

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